授業紹介
環境・エネルギー研究室

【専門科目の授業紹介】「エネルギー創造学」幡野博之先生

この科目では、人間と自然との共生のために使われている資源・エネルギーなどの環境システムの性能について理解を深めます。まず、基礎となる熱物質収支の考え方に触れ、熱機関のエネルギー効率の解析方法や有効エネルギー(エクセルギー)解析方法の基本について学習します。

資源・エネルギー・環境システムの効率などを自身で評価可能にする

エネルギーは身の回りにあふれています。食べ物や燃料などの熱量、冷暖房などの空調エネルギー、交通機関などの仕事などなど…。熱力学を応用することでそれらの効率の違いを知ることが可能となります。日常で我々が使う電気など普段意識しないまま使っていることも多いと思います。どのようにそのエネルギーが作られ、また消費されるのかを知ることで、資源・エネルギーなどの環境システムの環境に与える負荷がどのように変わるかを自身で評価できるようになります。それにより人間と自然との共生を促進する方法を自身で見つけ出すことが出来るようにすることを目的とします。

持続可能な社会を実現するために

持続可能な社会を実現するためにエネルギーシステムを含む環境システムの本質を知ることは重要です。そのためにこの授業では、物理学や化学の知識を基本としてエネルギー解析や図式エクセルギー解析を用いた身の回りのエネルギーなどの環境システムを学びます。さらに、演習や課題により理解を深めていきます。

参考サイト→エネルギー白書