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續木大介助教が学術集会にて研究成果発表

本学科の續木大介助教が、第 19 回認知神経科学会学術集会で発表をされました。

タイトルは、「乳児頭部を対象としたマニュアルトレーシングによる脳表マクロアナトミーの解析および代表的な経頭蓋ランドマークと脳溝・脳回との空間マップの作成」です。

発表についての續木先生からの報告です。

近年、fNIRS(functional near infrared spectroscopy;機能的近赤外分光分析法 )に代表される経頭蓋脳機能計測法を用いた研究が盛んに行われるとともに、その非侵襲性を活かした、乳児の脳機能特性に対するアプローチも試みられるようになった。しかし、成人に比較して、乳児の頭部形状と脳の解剖情報に関する知見の蓄積は、いまだ不十分であり、経頭蓋脳機能計測法において、機能と解剖を結びつけるための方法論も確立されるに至っていない。そこで本研究では、鮮明に撮像された乳児頭部MRIを対象とし、マニュアルトレーシングで脳溝を同定することにより、乳児脳のマクロアナトミーを明らかにするとともに、経頭蓋脳機能計測法での使用を想定し、頭表上のランドマークを脳溝・脳回の位置と対照できるマップを作成した。

140726【1-1】續木先生  140726【1-2】續木先生