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受賞山田研究室

山田育穂教授が参加する教育プロジェクトが地理情報システム学会の学会賞(教育部門)を受賞しました。

2017年10月28・29日に宮城大学大和キャンパスにおいて行われた地理情報システム学会第26回学術研究発表大会において、今年度の学会賞が発表され、山田育穂教授が参加している教育プロジェクトが教育部門賞を受賞しました。

 

プロジェクトの名称: 放送大学(オープンユニバーシティ)における地理空間情報に係る教材制作及び教育の実施

教材タイトル: 「生活における地理空間情報の活用」(NHK出版)

メンバー: 関本義秀、川原靖弘、瀬戸寿一、中村康久、山田育穂、佐治真規子

 

この賞は2016年度より放送大学で公開されている「生活における地理空間情報の活用(’16)」という講座科目と、そのテキストである書籍(教科書)に対して与えられたものです。

この講座は放送大学のカリキュラムとして初めて「地理空間情報」を講座名称および単独のテーマとして扱ったもので、オープンユニバーシティである放送大学の利点を活かし、幅広い年齢・専門分野の人たちに地理空間情報の素晴らしさを知ってほしいという思いで制作されています。また、地理空間情報やGIS(地理情報システム; Geographic Information Systems)の基礎的な理論・技術を概観した上で、新しい事例紹介を交えながら、都市や交通、防災、保健・医療、生態学など多様な視点から、地理空間情報の活用について解説していることもこの講座の特徴です。こうした点が認められ、教育部門での学会賞受賞につながったそうです。

 

山田先生からのコメント:

「初学者向けに分かりやすく構成されていますので、人間総合理工学科のWebサイトで初めて空間情報科学、地理空間情報という言葉を知った方も、是非、放送やテキストをご覧になってみてください。たくさんの可能性を秘めた新しい学問分野に興味を持っていただければうれしいです。学科在学生の人にももちろん、予習復習にお勧めです。」