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生命・健康科学研究室小峯研究室

【受賞報告】Venture Bank ビジネスプランコンテスト入賞!

先日行われた第2回Venture Bank ビジネスプランコンテストで、本学科の助教であり生命・健康科学研究室所属の匂坂量先生の参加する事業、PECPETが見事入賞しました!本日は362組の応募の中から見事入賞を果たした匂坂助教の受賞の経緯や喜びの声などをお送りします!

 

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Venture Bank ビジネスプランコンテストとは起業を志す方を現役経営者や起業経験者がサポートするベンチャー支援プロジェクトであり、次世代の起業家の創出を目的としたコンテストです。そして先日開催された第2回Venture Bank ビジネスプランコンテストでは、応募総数362組の中から初めに書類選考が行われ、その後書類審査を通過した29組によって2020年9月26、27日にオンラインでプレゼン会が実施されました。そしてその結果、本学科助教 匂坂量先生の参加する事業グループ『PECPET』が見事入賞を果たしました。

https://venture-bank.net/result/02/

匂坂先生は、救急救命士という立場から日本の病院前救急医療のさらなる充実のため、また、昨今のコロナの影響で講習会への参加が困難な救急隊員や救急救命士のため、いつでもどこでも学べる環境を提供する動画配信プラットフォームを提案しました。2021年度には、会社を立ち上げるとのことです。

匂坂先生の業績や所属する生命・健康科学研究室へは下記のリンクから

匂坂先生の業績
https://researchers.chuo-u.ac.jp/Profiles/43/0004210/profile.html

生命・健康科学研究室のリンク
http://komine-lab.sakura.ne.jp/wp/

人間総合理工学科 匂坂助教


以下に見事受賞を果たした匂坂先生の声をお届けします。これから起業を考えている高校生や行動を起こしたいと考えている大学生は是非一読してみて下さい、ためになる言葉が満載です!

【受賞や発案の経緯】
現在、日本全国には約3万6千人の救急救命士が消防に所属しています。消防の救急救命士というと救急車に乗ったヒーローのようなイメージがあるかもしれませんが、その勤務は過酷なものです。1回の勤務は24時間つづき、救急車を呼ぶ人の半数は本来救急車を呼ぶ必要のない軽症の患者さんです。そんな体力的にも精神的にも過酷な勤務をしながらも人命救助のために常日頃から知識のアップデートを続けなくてはいけません。
しかし、救急救命士のために作成された教材は、医師や看護師に比べて極端に少ないという現状があります。
救える命を最大化するためには、この教育環境を変えなければならない!そんな思いで、私たちのチームは、「学び」の問題に目を向け、持続的に知識のアップデートを可能にするようなWebアプリケーションの開発に着手することになりました。

【先生の喜びの声】
まずは、救急救命士という日頃、表に出ない職業が抱える問題点を投資家の皆さんに共有し、理解されたことをうれしく思いました。また、賞金をいただいたことにより、本事業へ対する責任も再確認しましたが、何より人のためになる事業の足掛かりになったことがうれしいです!

【これからの意気込み】
2021年度には、本格的に登記に向けて動きだします。うまく行くのかという不安もかなり大きいです。実際、相手が行政の人々ということのハードルは高いと感じています。しかし、チームのメンバー一丸となって、助け合いながら一歩ずつ着実に、産学官×テクノロジーでの社会実装が実現すれば、救急医療業界に波を起こせると信じて頑張ります!

【受賞の経験を踏まえて高校生や大学生に向けて一言】
「まずは、行動」この一言に尽きると思います。すべての人が誰も経験したことのない自分自身の道を進んでいきます。先生、ご両親、先輩、友人に色々なことを言われるかもしれません。しかし、自分の道は自分しか歩んだことがないということを忘れないようにしてください。機会はそんな多くは来ません。その機会を逃さないように日頃から備え、来たらすぐ行動!
Be Graceful !!