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人間総合理工学科学生インタビュー

Human’s coordination vol.4 「卒業生が選ぶ、印象的な授業」

人間総合理工学演習

3年生になると、人間総合理工学演習という問題解決型の授業があります。その形態は一般的な授業と大きく異なっており、都市環境の改善や水害対策などの実践的なプロジェクトを生徒自身が一から考えて行います。この他にもwebサイトの作成や防犯対策などもあって、各々が興味のあるチームに入ります。私も人間総合理工学演習を受けて、大学を出てから社会人として仕事をするときに必要な要素が多く含まれていた授業だったと感じます。人間総合理工学科を卒業している方々に聞いても、ダントツでこの人間総合理工学演習が印象に残っていると回答しました。その一部がこちら。

半田さん(大学院2年):お台場(東京湾)の水質改善と活性化をテーマに演習をしました。いざ水質の問題を解決しようとすると、水に含まれる有害物質や水温など、ネットや文献調査をしても分からないデータや情報がたくさんありました。また、お台場の水質を改善するためには、東京湾に関連する河川の水質から改善しなければならないこともわかりました。そこで自分たちで実地調査をすることになり、班員で手分けして神田川(流れ着く先が東京湾)の源流から下流までを自転車で調査したことが印象に残っています。

横山さん(大学院2年):都市づくりやまちづくりを進める上で基本となる『コンテクスト分析(自然・社会・文化・歴史)』の手法を、演習で実際のフィールドを対象に選び、デジタル技法も含め学びました。現地調査を踏まえて、分野横断的に問題を抽出・ポテンシャルを発掘し、そして地域の皆さんと対話をする中で提案へと結びつける、段階的方法論を身に着けることができ、この視点は卒業論文をはじめ多くの場面で役に立っています。
人間総合理工学演習で”考え方”を訓練する、まさに授業という枠を超えた学びを得ることが出来ました。

地図を用いて、実際にコンテクスト分析をしている様子


 

 

 

 

 

 

 

 

現地調査の様子


 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ、人間総合理工学演習にしっかりと取り組んでみてください。きっと有意義な授業になると思います!