遅ればせながら、2019年度卒業生の就職状況を解説いたします。この年は第3期の学部卒業生と第1期の院卒が就職活動を行い、基本的には希望者はすべて就職という結果になりました。高レベルの就活実績を維持しつつ、「個性のある就職」が実践できています。
全体的な特徴として、時流を反映してIT系企業への就職者が増えつつも、人間総合理工学科の異分野融合教育の特徴を活かし、多様なキャリアパスの選択がなされています。全体的に、学部生は幅広い分野へと進出し、自由な就職を展開しています。一方で、院生は専門を活かした職選びが多くなっています。企業名には出てきませんが、プロフェッショナル職での採用が顕著です。
個々の就職先に目を向けると、国内有力企業への就職がかなり多く、中でも、NECは5名、日立製作所は3名の大量採用となりました。一方で、SAPジャパン、アクセンチュア、EYアドバイザリー、HUAWEI、ヴェオリアジャパン等、世界トップレベルの外資系企業への進出も目立っています。大学院の高い教育レベルを反映して、大学助教への異例の抜擢をはじめとして、専門性の高いプロフェッショナル職への就職が実現しています。公務員・独法系への就職も好調です。
実際には、一つ一つの就職の裏には、個々の学生のドラマがあり、このあたりの詳細を解説できないのは残念です。でも、他学科ではありえない幅広い分野への就職と、個性的な企業選択の雰囲気は、リストから感じていただけると思います。
以下に就職・進学先をご紹介いたします(名称は略称、順不同です)。
企業就職先
IT系:システムインテグレーター
・NEC×5名
・NTTデータ
・日立システムズ
・NECソリューションイノベータ
・日興システムソリューションズ
・コムチュア
・農中情報システム
・アシスト
・アルファシステムズ
・日鉄日立(院)
・ニッセイ情報テクノロジー(院)
IT系:モバイル
・ファーウェイ
・CAmobile
IT系:デジタル広告・デジタルマーケティング
・電通デジタル
・IMJ
ITコンサルティング、コンサルティング
・SAPジャパン
・アクセンチュア
・EYアドバイザリー
・グローウィンパートナーズ
・タクミインフォメーションテクノロジ-
デヴェロッパー・不動産系
・コスモイニシア
・日本エスコン
金融・保険
・みずほ銀行
・三井生命
リサーチ系
・マクロミル(院)
インフラ・電機・製造・設備系
・日立製作所(学1、院2)
・LIXIL
・明電舎
・JFEエンジニアリング
・ソーラーフロンティア
・パナソニック(院)
・NTT東日本(院)
スポーツ・医療機器系
・ヨネックス
・日本光電
販売系
・明電商事
人材・イベント系
・ウィルグループ
・ネオキャリア
水・環境・化学系
・ヴェオリアジャパン
・City Now Asia
・NJS
・バイタリフィ
・三菱化学(院)
・オルガノ(院)
大学職員・独立法人
・千葉大学病院(院)
・京都府立医科大助教(院)
・医薬品医療機器総合機構(PMDA)
公務員:国家総合
・国土交通省
公務員:国家一般
・総務省統計局
公務員:地方上級
・東京都(院)
・横浜市(院1、学1)
・川崎市(院2)
・熊本市
・東京都特別区(院1、学2)
進学
大学院進学
・中央大学大学院 ×15
・東京大学大学院 ×6
・筑波大学大学院
大学進学
・明星大学(通信教職課程)