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人間総合理工学科

【専門科目の授業紹介】「ソフォモアセミナー」人総教員

このソフォモアセミナーは、2年生を対象にしたオムニバス形式の授業です。この科目では、本学科で学んでいくうえで重要なスキルや考え方、心構えなどを学びます。この授業の大きな目的は2つあります。1つ目は、様々な課題に対する探求心や4年次から行う卒業研究へのモチベーションを高めることです。2つ目は、3年次に行う人間総合理工学演習の前準備をすることです。計14回の講義を通して、総合的な能力を養うのが特徴です。

先輩の軌跡から研究を学ぼう

皆さんは、自分がしたい研究や興味のある専門分野をイメージできますか?なんとなく好きな分野が決まっている人もいれば、まだ考え中の人もいるかと思います。特に、実際にどのように卒業研究を進めていくのかは、イメージしにくい人が多いのではないでしょうか。例えば、生態学に興味があるけど、どんな研究ができるのかは想像がつかないや・・・とか。ソフォモアセミナーでは、人間総合理工学科の先輩が行なっている研究の中から、受講生が興味のある研究をピックアップし、その内容について実際に先輩にインタビューをするというプロジェクトを実施します。最終発表会では、インタビューの内容をまとめたプレゼンを行います。プレゼンには、研究の詳細だけでなく、その先輩自身の趣味や特技などのプチ情報なども盛り込まれており、みんなが興味を持てるような工夫が凝らされています。研究がどのようなものかをより深く知り、自分のやりたい研究のイメージが湧くことで、4年生以降のモチベーションにつながるでしょう。

チーム力が重要な人間総合理工演習に備えよう

ソフォモアセミナーを受講した翌年の3年次には、人間総合理工演習という科目を履修します。この科目では、10人前後のグループで、現代社会が抱えている課題の解決プロジェクトに取り組みます。グループでプロジェクトを進めていくことで思いもよらなかった解決方法が出てくることもありますが、グループワークをやったことがない人が集まってもうまくいかないことが多いです。そこで、このソフォモアセミナーでは、グループワークを円滑に進めるためのスキルを学び、実践することができます。身近な問題をテーマに繰り返しグループワークやプレゼン、プレゼンの相互採点などを通して、議論を円滑に進めるための具体的な手法や、プレゼンスキルを身に着けます。この訓練を行うことで、きたる人間総合理工学演習がより実りの多い授業になります。

 

研究インタビューのプレゼンで用いられた資料①



 

研究インタビューのプレゼンで用いられた資料②