都立駒場高校 出身
人間総合理工学演習が最も印象に残っています。学期間で一つのプロジェクトを行う中で、今まで学んできた内容が生かされている実感を得ることができ、非常にやりがいを感じました。
とても中身の濃い時間だったと感じています。専門分野の異なる各教授から講義を受け、幅広い学びを得ることができました。また留学のサポートが手厚く、理系学科でありながら留学にもチャレンジできる環境だったこともよかったです。
事実に基づいて考える力が最も伸びたと考えています。なんとなくで自分の考えを表現するのではなく、文献調査や統計解析をおこない、そこから得られた客観的な知見から考察を導くことが常に求められる環境だからこそだと考えています。
課外活動では、主にライフセービング活動を行っていました。海水浴場開設期間中の事故ゼロを目標に、救助技術や体力の向上に取り組みました。また、3年生の秋から4年生の春にかけてアメリカ合衆国に留学しました。
応用認知脳科学研究室で、神経活動を用いた精神疾患の診断推定について研究していました。神経科学的妥当性があり、かつ推定精度の高い判別手法を、機械学習を用いて検討しました。
仮説構築力が最も成長した部分だと感じています。研究では、文献調査を通して自分で研究テーマにつながる仮説を見つける必要があります。文献から得られた現状を整理し、新しい問題の仮説を設定する能力を成長させることができました。
ITが持つ力の大きさと、それを組織レベルで活用する難しさを感じたため、現在の内定先に応募しました。ITに関連した職業に就きたいと考えていた中で、IT活用の難しさに対して、技術面と組織面両方からアプローチできる環境であるところに魅力を感じました。
モチベーションの維持に苦労しました。研究や講義と異なり、就活準備は必須ではないため、時間や体力が厳しい時にはサボろうとしてしまうこともありました。自分の将来について考えたり、志望業界の人の話を聞いたりしながら、モチベーションを維持していました。
人間総合理工学科での生活を通して、幅広い専門分野に触れることや、研究や留学など、多様な経験をすることができました。さらにその経験から、人間的にも能力的にも成長することができたと感じています。総合的に学ぶ環境にある本学科だからこそ、様々なチャレンジの場が提供され、実りの多い学生生活を送ることができると思います。