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堀田 愛月さん 国家公務員総合職 財務省財務局内定


堀田さん

堀田 愛月さん

さいたま市立浦和高等学校 出身




大学受験の時点では、将来の夢が明確に決まっていなかったので、理系の中でも幅広く学べるということを重視して人間総合理工学科を受験しました。実際に、理工学部でありながら文理融合型の学科で、何を学んでいるのか一言では言い表せないくらい幅広く学ぶことができたと思います。


「人総演習」です。この授業は前期後期に分けて、大学3年生の1年間を費やします。グループで決めた課題にフォーカスして、長い時間をかけてじっくり仲間とディスカッションを行うことで、課題解決能力が身についたと感じています。また、何度も発表を重ね、先生方から頂いたアドバイスをもとにブラッシュアップし続けるため、プレゼン能力の向上にも繋がりました。


中央大学理工学部の中でも女子比率が高い学科なので、非常に過ごしやすく楽しい学生生活を送れました。新型コロナウイルスの影響で、2.3年生の間はオンライン授業が多くなったのは残念でしたが、オンラインでも不便なく快適に授業を受けることができました。


自分の意見をしっかり発言できるようになったところです。印象深かった科目にも挙げた「人総演習」以外にも、人間総合理工学科の授業ではプレゼンをする機会が多いので、自分の意見をまとめて分かりやすく発信できるようになると思います。この能力が、就職活動の面接でも役立ちました。


コロナの影響もあり、サークル活動には参加していませんでしたが、数々のアルバイトを経験しました。ビールの売り子、つけ麺屋、タピオカ屋、居酒屋などです。たくさん掛け持ちしている時期も長かったので、タイムマネジメント能力がついたと思います。


生命健康科学研究室でシュノーケリングの危険性とその対策について研究しました。シュノーケリングは特別な資格を必要とせず、小さい頃から楽しむことのできるマリンアクティビティですが、毎年死者・行方不明者が発生していることが現状です。事故の原因を解明したいと考え、このテーマで研究を行いました。


論理的な思考が身につきました。実験を行い、必ず思い通りの結果が出るわけではありませんが、導き出された結果から何かしら考察しなければなりません。結果を見つめながら、考察を練り続けることが成長に繋がったと思います。


救急救命系の授業や私が所属していた生命健康科学研究室でのゼミの活動を通して、人々の安心や安全に関わる仕事をしたいと考えるようになり、公務員を志望しました。他省庁や地方公務員への就職も検討しましたが、予算面から他省庁の政策に関われることや、財務省で働く人々の雰囲気に魅力を感じたので、財務省財務局への応募を決めました。


公務員試験は、民間就活の人たちより終わる時期が遅いので焦りを感じました。また、理工学部は公務員志望が他学部より少ないので、仲間が少なく感じたことも苦労した点です。また、公務員試験を事務や行政系で受験する場合、専門科目の勉強は全て初めて触れるものだったので苦労しました。


大学受験の時点では、明確な将来の夢や目標が決まっていない方も多いと思います。人間総合理工学科は、大学1年生のから大学3年生の前期まで幅広い授業を受けた上で、希望する研究室を決定します。大学入学してから、将来についてじっくり考えることのできる非常に魅力的な学科です。人生の貴重な時間である大学生活を人間総合理工学科で過ごす事をオススメします!