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受賞水代謝システム研究室

人間総合理工学科修士1年 北島唯衣さんが第57回 日本水環境学会年会 年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞

都市人間環境学専攻 水代謝システム研究室 修士1年 北島唯衣さんが、第57回日本水環境学会年会において、年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞しました。クリタ賞は、博士前期課程(修士課程)の大学院生を対象として、優秀な研究成果発表を表彰します。講演要旨原稿に基づき1次審査が実施され、1次審査通過者は、口頭発表に加えてポスター発表を行い、投票に基づいて受賞者が決定されます。
北島唯衣さんは、「リサイクル培地中に含まれる藻細胞増殖阻害物質の探索」について口頭発表とポスター発表を行いました。微細藻類から生産されるバイオ燃料は、再生可能な航空燃料(SAF燃料)として期待が集まっています。一方で、微細藻類の培養には大量の水が必要となることから、培地を再利用する技術が実用化にあたって求められています。本研究は、培養後に含まれる微細藻類由来の有機物を詳細に調べることで、増殖を抑制する有機物画分の特定に成功しました。
この研究成果により培地を再利用できるようになり、水資源の保全および排水処理にかかるエネルギーの大幅な削減に繋がることが期待されます。
本研究は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻類基盤技術開発/微細藻バイオマスのカスケード利用に基づくバイオジェット燃料次世代事業モデルの実証研究」の結果、およびJST-OPERA(産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラムJPMJOP1832)にて実施されました。詳細は以下をご覧ください。
北島さん