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増田 千華子さん 東京消防庁 消防官Ⅰ類


増田 千華子さん

芝浦工業大学柏高等学校 出身




理工学部に進学したいと思っていたのですが、正直どんな学科がいいか迷っていました。オープンキャンパスで人間総合理工学科のこと初めて知った際、理工学的な観点から、防災、脳科学、環境学など幅広い分野を学べることを知り、魅力を感じました。また、講義内容も興味深かったことから、進学先に選びました。


人間総合理工学科演習

グループワークでRPGゲームを制作しました。グループで協力し合いながらひとつのゲームを制作した作業は、4年間の中でも非常に印象深く、有意義でした。


人間総合理工学科の講義は、グループワークやフィールドワークが中心的だったと思います。刺激的で楽しい授業が多く、充実した4年間を過ごすことができました。1~3年生の間に幅広い分野を横断的に学ぶことができ、将来自分が何をしたいのかじっくり考えることができました。


プレゼンテーション能力です。

パワーポイントで資料を作成し、人前で発表するカリキュラムや課題が非常に多く、自分の伝えたいことを分かりやすくまとめ、相手に伝える力がついたと思います。


スイミングスクールでコーチのアルバイトをしていました。2歳半からお年寄りまで幅広い年齢層に水泳を指導することで、コミュニケーション能力が養われました。また、水泳指導だけでなく、安全管理が求められる仕事だったため、強い責任感をもつ経験ができました。


生命・健康科学研究室

テーマ:幼児溺水マネキンを用いた水辺の安全性の検証(衣服と浮力体に着目して)

幼児の落水による溺水事故に着目し、身につける浮力体(アームフロートやライフジャケット)や衣服の大きさによって落水の様子がどのように変わるのか定量的に明らかにしました。


実験の結果から、繰り返し考察することで、論理的な思考方法を身につけることができたと思います。また、実験を行う際は多くの人に協力してもらうため、実験の細かい段取りや事前準備が重要であることが分かりました。


生命倫理という授業の中で、119番通報の実際の音声を聴いたことや、救急理論実習でリスクマネジメントについて学び、安全や防災に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。社会貢献ができ、もともと憧れがあった消防官という仕事を志望しました。


公務員試験は民間企業への就活よりも時期が遅いため、同級生が内定をもらう中で「焦り」を感じました。また、私と同じ分野を目指す人が周りにいなかったため、情報を共有し合える仲間がいなかったことも苦労した点です。


進路を選択する上で、興味のある分野を1つに絞ることが難しい人もいると思います。人間総合理工学科は、1~3年で幅広い分野を学んでから1つの研究室を選択できるため、大学に入学してから、自分の志向や志望を整理する時間をもつことができる魅力的な学科です。皆さんの入学を心よりお待ちしています!