保全生態学研究室の高田まゆら教授らによる、都市部の「聖地」に残された緑地の生物多様性への貢献に関する学術論文がUrban Forestry & Urban Greening (Elsevier社)
に掲載されました。
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概要：
都市部の神社仏閣や歴史公園など、文化的・信仰的価値を併せ持つ「聖地」に残された緑地は、生物多様性保全に重要な役割を果たしている可能性があります。しかし、これまでの研究ではその価値が十分に評価されてきませんでした。今回の研究により、文京区の聖地（神社仏閣や歴史公園）において、繁殖期及び越冬期に鳥類調査を実施し、聖地のほうが都市公園よりも鳥類の多様性が豊かであることが示されました。さらに、これら鳥類の多様性は聖地における適度に弱い植生の管理によって支えられている可能性が示唆されました。