昨年夏、コロナ対策を徹底した上で生命・健康科学研究室の実証実験が行われました。机上の空論よりも“現場主義”を謳い現場を大切にする小峯教授自らも実験に参加されるなど、現場から人の生命を中心にした社会づくりを目指し体現する生命・健康科学研究室を象徴するような一日になりました。今日はそんな一日を紹介いたします!
中央大学理工学部人間総合理工学科教授・小峯力が主宰する生命・
健康科学研究室は“人の命”を中心に据えた研究を行う研究室です
。そして、ここでいう“人の命”とは人間の生活全てに関わってく
るものであり、
例えば普段何気なくコンビニでコーヒーを買った時、
そのコーヒーを運んできたのも人の命であり、
そのコーヒーをレジに並べたのも人の命です。
また震災によって被災するのも人の命であり、その防災、
減災に勤めるのも人の命です。
このように日々の生活において人の命はほぼ間違いなく関わってお
り、その種類やテーマの幅は限りなく広がっています。
そしてこの限りなく広い人の命を中心に研究を行うのが生命・
健康科学研究室です。過去の卒業生の卒業研究には、
救急救命に関する実践方法や教育方法の提案などのライフセービングの分野に関わる研究か
ら、バスケットボールにおける集団的効力感のパフォーマンスへの影響検証などのスポーツ科学に関わる研究、大
学生のアルバイトによるパーソナリティへの影響の分析などの社会
生活に関する研究など幅広く行われてきました。
そのような生命・健康科学研究室が昨年夏に千葉県の御宿海岸にて、海岸における要救助者に対するIOT活用の有効性の検証実験を行いました。この実験は海岸で要救助者が出た時、IOTを活用することによって救命プロセスをどれだけ効率化できるかを検証する実験であり、被験者は合計13㎞の距離を走破しなければいけないというハードな実験でした。
しかし、机上の空論よりも現場を大切にする小峯教授自らも実験に参加して頂き、現場に赴くことでしか理解できないような事例も多く発見することができました。そして小峯教授を筆頭に研究室でチームとして実験と向き合い、この日の実験を無事終えることができました。
この日は御宿町の多大なるご協力や真夏日を象徴するような晴天にも恵まれ、改めて現場で行う実験の素晴らしさや充実感を生命・健康科学研究室メンバー一同実感することができました。今後も現場主義を貫き、“人の命”を中心に据えた研究によって多くの人を救う、幸せにする生命・健康科学研究室の活躍に目が離せません!!