就職・進路
就職・進路状況

2017年卒学生の就職状況:解説編

就活生イメージ

先日公開したとおり、人間総合理工学科の第1期生の就職状況は極めて好調でした。月ごとの内定率(内々定率)推移は、常に全国平均を大きく上回り、全体的には「攻めの就活」が展開できたようです。今回は、その詳細を、就職委員の檀がご解説いたします。

当学科の就職の特徴は次の3つ、
・業種の多様性
・強い意志のある就職先選択
・満足度の高い就職
です。

まず、就職先を一見すると、学生が多様な選択をしていることは一目瞭然。就職先は、IT系やインフラ系の企業といった一般的な理系企業に留まりません。

たとえば、インテリア系や不動産系。ここは理系学科の就職先には上りにくい分野ですが、本学科学生の視点からすれば、人を取り巻く環境の体現。当学科にとって、一般的な就職先となっています。

あるいは、当学科の強みである統計学の知識を活かした、CRO業界への就職も特徴的です。CROとはClinical Research Organizerの略で、臨床試験の実施者として、製薬会社と医療現場の橋渡しをする職業。生物と化学的知識に加え、統計学のリテラシーと運用力が要求されます。今年度の入社は2名でしたが、内定者数は数名となっています。

また、就職先の選択に学生の意志が濃厚に反映されているのも本学科の特徴です。実は、本学科の学生は、全員が上場企業かその100%連結企業に内定を得ています。しかし、実際に選択するのは、耳慣れない企業であったりもします。実は、これらはベンチャー企業や、上場準備中の企業といった成長力の高い企業ばかり。学生は就職活動の中で、企業研究を重ね、深い企業理解に基づいて、就職先を決めていきます。実際、ホームページを辿ってみると、個性的な企業が並んでいます。

その中でいくつか例を挙げると、
・社員数名(就職当時)のながら、全国数百万のSNSアカウント情報を基に、人財マネージメントビジネスを積極的に展開するベンチャー企業
・企業を取り巻く様々なデザインのビジュアルアイデンティティーの統一によって、企業のブランド価値向上を提案するベンチャー企業
・情報系資格の社員取得率が全国トップで、数年後に上場を予定している、教育重視のIT企業
など、学生ならずとも興味をそそられる企業がたくさんあります。

このような「意志のある」選択をした結果、当学科の学生は概ね、志望殿高い企業への就職を実現しています。人気の高い大企業、上場手前の優良企業、活気溢れるベンチャー企業、学生の選択は様々ですが、「みんなちがって、みんないい」というように、それぞれの学生がハッピーエンドを迎えられたのは喜ばしい実績です。

人間総合理工学科では、原則として、学生の就職先は全て公開しています。一部の大企業や有名企業を並べて、「○○他XX名」というような方法は採りません。ひとりひとりの学生は、それぞれ独自のストーリーを紡ぎながら就活を展開し、その結果が就職先になるのです。みなさんも、このリストから、それぞれの学生のストーリーを想像してみてください。

そして、在校生と受験生のみなさん、次のストーリーの主役はアナタです!当学科の教員、スタッフ、先輩をはじめ、中央大学キャリアセンター、白門会OBOG等、強力な援軍のサポートを活用して、就活を楽しんでいきましょう!