分野を超えた課題解決力で
人と環境の
持続可能な未来を創る
人と環境の
持続可能な未来を創る
中央大学理工学部は、これまで、高い技術の開発と、それを担う先駆者を輩出し、日本の発展を担ってきました。これからは、培ってきた技術力をベースに、人間工学・情報・デザイン・エネルギー・エコロジーなどの先端研究を融合させ、次時代を担っていく、新しい展開を進めていきます。
これまでの理工学は、「ものづくり」を通して人々の豊かな暮らしの実現に貢献してきました。しかしながら「もの」や「情報」があふれる現代では、物質的な豊かさだけでなく心の豊かさが求められています。
「人間」をテーマに、豊かなくらしの実現を実践的に考える人間総合理工学科では、4つのフィールド『人と生活環境』『人と物質エネルギー』『人を知る・測る』『人の健康』を専門分野に設けています。
人の生活と自然環境は密につながっています。ここでは地域の歴史や文化などの特性を生かした都市の再生や、生態系を守る「さとやま」など、環境に配慮しながら人が健やかに生きるヒントを多角的に探り、理想的な住まいのあり方やくらしを研究します。
持続可能で豊かな社会を実現するためには、資源やエネルギーを有効に利用し、適切に再利用し廃棄する社会を作る必要があります。これらを理工学の個々の分野から考えるのではなく、幅広い視点から資源の循環や再生可能エネルギーについて学び、考えることで、安全・快適な暮らしと地球に優しい暮らしが両立できるような仕組みや技術を提案していきます。
人の健康と安心安全な社会のために、医学や薬学などの従来のアプローチではなく、統計学、健康科学、自然科学等の手法を用いて学びます。また、理論と実践を通して命の大切さを理解し、理工学の視点から生命倫理、防災教育、健康を考えます。
人間総合理工学科のPBL演習は、それぞれの教員の専門分野をかけあわせ、その専門分野の研究手法から、まだ答えが定まっていない課題に取り組む演習です。専門分野における問題発見→情報収集→課題解決→発表のプロセスを通して専門分野の知識を深めるとともに、チームワークと課題を解決するための方法論をトレーニング。1つの専門分野にとらわれない柔軟な考え方を通して、複数の専門基礎知識を持った広い視野と、これまでの科学・技術分野の枠組みにとらわれない複眼的思考力を身につけます。