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授業はすべて英語!?分野横断によりSustainabilityを学ぶ副専攻、GSS(Global Sustainability Science)!!

理工学研究科の博士課程には、Sustainability(持続可能性)を多角的により深く学び、考える魅力的な副専攻があります。それはGlobal Sustainability Science副専攻、通称”GSS”です!理工学研究科の博士前期課程に設置され、持続可能性科学の実践を担うグローバル人材の育成を目的とした副専攻です。人間総合理工学科の教授がオムニバス形式で授業をされます。生態学、健康科学、行動科学、認知科学、情報科学、土木工学、都市計画、環境工学の視点から社会と経済が地球環境の容量に合わせて発展できるようにするにはどうすればいいかを学びます。授業は英語で行われ、リサーチペーパーも英語で書きます。すべて英語ということでなかなか大変な副専攻だと思われますが、英語力が身につき、自分の研究に活かせることも学べる副専攻です。

この魅力あるGSSであなたもSustainability(持続可能性)について考えてみませんか?

この記事ではそんなGSSの魅力をたくさんお伝えしたいと思います!!

 

今回インタビューを受けていただく中藤樹さん

学年:大学院2年

所属する研究室:応用認知脳科学研究室

趣味:ディズニーに行くこと

学部生時代のサークル:理工学陸上同好会

1年生の頃楽しかった授業:情報処理

2年生の頃楽しかった授業:プログラミング言語Ⅰ

学部時代最も印象深かった授業:人間総合理工学演習



 

Q.GSS副専攻とは何ですか?

GSS副専攻は、Global Sustainability Science副専攻の略で、理工学研究科の修士課程(博士前期課程)に設置された副専攻のことです。修了期間は1年間で、授業がすべて英語で行われるという特徴があります。その名の通り、持続可能性科学を構成する多様な学問領域について学び、グローバルな視野を手に入れることが目的とされています。すべて英語の授業と聞くと、難しく感じるかもしれませんが、先生方がサポートしてくださるので、楽しく学ぶことができます。

 

くわしくは、こちらのサイトをチェックしてみてください。

 

Q.GSSを履修した理由は何ですか?

副専攻という新しいカリキュラムに魅力を感じ専攻しました。また、M0(大学四年)の時にはこの副専攻はなく、M1になってできた時にM0の時に取っていた授業の単位が副専攻の単位に換算できるとなったことも気軽に参加できた理由です。自分の研究とは違う分野を学ぶというのも、視野を広げるという意味で大事なことだと思いました。GSSの単位が取れなかったとしても、それで卒業ができなくなる、というわけではないから、気楽に知見の幅を広げよう、という気持ちもありました。

 

Q.学部での学びは関係あったと思いますか?

もちろん、人総での学びが活かされると思います。というより延長線にある授業だと思いました。GSSの特徴として、すべての授業も課題も英語で行われる、というところがあるのですが、四年間教わってきた身近な人総の教授陣が先生であることで、英語の授業が苦になりませんでした。

 

Q.英語は苦手でしたか?

得意でも苦手でもないですが好きです。ただ、ホームステイなどが怖くて留学にはいきませんでした。GSSでは留学しなくても英語漬けの授業が受けられる、という中々ない経験をできました。授業毎で提出するリアクションペーパーや、卒業に必要な国際誌に投稿する論文などもすべて英語でした。

 

Q.GSSの魅力は何だと思いますか?

すべての授業が英語、というのもありますが、この副専攻を通して多角的視点が身につけられるのも大きな魅力だと思います。

特に印象に残った授業は必修のGSS特論で、これは学部時代のフレッシュマンセミナー、人間総合演習と似通っていて、専門の異なる先生がオムニバス形式で講義をする授業でした。各専門の視点から持続可能性について学んだのですが、これがGSSの魅力だと思います。人総では学部時代から様々な分野を学ぶため多角的視点を培っていました。それに加えてこの講義では大きな問題に対して各分野で何ができるか、ということを具体的に学べるので、それを通して問題解決に必要な力をさらに高められました。

 

Q.GSSの履修が就活時に役立ちましたか?

GSSの取得証明書が修士一年の最後に出るため、就活の際にGSS副専攻を取得していると断言することは難しかったです。しかしGSSの証明書を取得していなくても、今副専攻で行っていることを説明できれば、就活でも十分に活用が出来ると思います。

 

 

最後に中藤さんから、GSS副専攻を考えている人にメッセージをいただきました!

 

「GSS副専攻で得られる知識やスキルは、自分の視野を広げるだけでなく、人間としての幅を広げることにも役立つと考えます。副専攻というとハードルが高く感じるかもしれませんが、必修ではないため途中で履修をやめても卒業に影響はありません。そのため、少しでも興味があるのであれば、ぜひ挑戦してみてほしいです。」

 

GSS副専攻について、少しでも皆さんに魅力を知って頂けたのではないでしょうか?!

人間総合理工学科の学生にとってGSS副専攻は親和性も高く、自分自身の学びを深める大きな機会であると我々も取材を通して実感しました。大学学部生の学びだけでなく、ぜひ大学院進学後の学びについても考えてみてください!